なぜすれ違う?共働き夫婦が陥りやすい4つの落とし穴|共働き夫婦のすれ違いを見直す5ステップ[第1回]
はじめに

現代では、共働き夫婦は珍しくありません。
しかし、仕事と家庭の両立に追われる中で、夫婦の間に「すれ違い」が生じやすくなっているのも事実です。
忙しい毎日の中で気持ちがうまく伝わらず、どこか距離を感じてしまう──そんな夫婦も少なくありません。
夫婦のすれ違いは、どの家庭にも起こり得るものです。
けれど、そのまま放っておくと関係が悪化し、最悪の場合、離婚という選択に至ってしまうこともあります。
とはいえ、すれ違いは決して悪いことばかりではありません。
むしろ、今の関係を見つめ直し、より深い絆を育むきっかけにもなり得るのです。つめ直し、より深い絆を育むきっかけにもなり得るのです。
共働き夫婦が直面する現実

共働き夫婦の多くは、時間的な余裕のなさや、家事・育児の分担の偏り、コミュニケーション不足といった共通の課題を抱えています。
仕事に追われる毎日の中で、パートナーとゆっくり向き合う時間が取れず、お互いの気持ちや状況を理解する機会が減ってしまうのです。
忙しいって便利で言い訳にして、夫と向き合う時間をとっていないけれど、なんだか寂しいのも事実。
特に子育て中の夫婦にとって、育児と仕事の両立は大きな負担となります。
どちらか一方に家事や育児の負担が偏りがちになり、やがて不満やストレスが積み重なっていくケースも少なくありません。
こうした状態が続くと、夫婦の間に溝が生まれやすくなり、次第に相手への理解や思いやりが薄れていってしまうのです。
溝が生まれやすくなり、次第に相手への理解や思いやりが薄れていってしまうのです。
すれ違いのサインを見逃さない
夫婦のすれ違いには、いくつかのわかりやすいサインがあります。
たとえば、会話が減る、相手への関心が薄れる、批判や不満が増える、スキンシップがなくなる、一人の時間ばかりを優先する──。
こうした変化は、小さな違和感として現れることが多く、つい見過ごしてしまいがちです。
前は気にならなかったことが、なぜか今はイライラする…
それ、心のサインかもしれません。
けれど、これらのサインを早い段階でキャッチできれば、関係がこじれる前に立て直すことができます。
特に、妻が夫に対して冷めていく心のプロセスには注意が必要です。
最初は「忙しいのは仕方ない」と思えていたのに、やがて寂しさが積もり始め、伝わらないもどかしさからあきらめや無関心へと移行していく…。
この変化は、徐々に進むだけに気づきにくいものです。
だからこそ、自分自身の心の動きにも目を向けながら、今が関係を見直すタイミングなのかもしれない、と立ち止まることが大切なのです。
見直しの重要性と可能性

夫婦関係の見直しは、単に問題を解決するだけでなく、より深い絆を築くための重要なプロセスです。 すれ違いを経験することで、お互いの価値観や優先順位を再確認し、関係をより強固なものにする機会を得ることができます。
今のままでも大きな問題はない…かもしれないけれど、
子どもが巣立って夫婦ふたりになったときが、ちょっとこわい。夫婦ふたりの生活が考えられない。
多くの共働き夫婦が、関係の見直しを通じて以前よりも良好な関係を築くことに成功しています。 お互いの立場を理解し、協力し合うことで、仕事と家庭の両立がより円滑になり、家族全体の幸福度も向上するのです。
もちろん、関係を見直すには勇気やエネルギーが必要です。 けれど、その先に待っている未来は、今よりもっと心地よく、あたたかいものになるはずです。
まとめ
共働き夫婦にとって「すれ違い」は避けられないこともあります。
けれど、それを“関係が壊れるサイン”と見るのではなく、“見直しのきっかけ”として受け取ることで、ふたりの関係はより深まっていきます。
次回は、「夫婦の会話がすれ違うときに見直したい4つのコツ」をお届けします。
よくある質問
Q1. すれ違いがあっても離婚せずに乗り越えられるものですか?
A. はい、十分に可能です。すれ違いに気づき、対話と見直しを進めることで、むしろ以前より関係が良くなったというケースも多くあります。
Q2. 夫婦関係を見直したいと思っても、相手が非協力的な場合はどうしたら?
A. まずは自分の気持ちや状況を整理し、「責めずに伝える」ことを心がけましょう。一方的に変わろうとせず、相手を理解しようとする姿勢が大切です。
Q3. 夫婦関係を見直したいと思っても、どうしたらいいかわかりません。
A. まずは、ご自身が本当はどうしたいのか、自分の気持ちと向き合うことが大切です。
そのうえで、夫が何を考え、何に不満や悲しみを感じているのか、よく聴く姿勢を持ちましょう。
お互いの気持ちを理解し合うことで、見直しや改善の第一歩が見えてきます。
Q3. どこから手をつけていいかわかりません。
A. この連載では、ステップごとに具体的なヒントをお伝えします。まずは「すれ違いに気づく」ことが第一歩です。一緒にゆっくり進めていきましょう。
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