パートナーとの関係を良くするために知っておきたい言葉集
はじめに
夫婦仲がうまくいかず、悩んでいませんか？
「夫が自己中心的で、私のことを見下している気がする…」
「最近、欠点ばかり指摘され、モラハラ気味でつらい…」
「以前は優しかった夫が、急に心を閉ざしてしまった…」
こんな悩みを抱えて、ネットで検索を繰り返していませんか？
実は【検索キーワード】を知ることは、解決のヒントを見つけるきっかけになります。
言葉を知ることの大切さ
言葉を知ることは、自分の気持ちを整理したり、相手に伝える力につながります。
正確に意味を理解することで、夫婦関係のもやもやを客観的に見られるようになります。
キーワード
あ行
アクティブリスニング（積極的傾聴）
ただ「聞く」のではなく、関心を持って「聴き」、理解しようとする姿勢。
アダルトチルドレン
子どもの頃に親の言動によって心に傷を負い、そのまま大人になった人。自信のなさや不安定さが見られることがあります。
アンガーマネジメント
怒りを上手にコントロールする方法。感情を抑え込むのではなく、適切に表現・整理することを目指します。
インナーチャイルド
子どもの頃の体験によって抑え込まれた、素直な心や本当の自分。
HSP（Highly Sensitive Person）
人一倍繊細で感受性が強い人。生まれつき刺激に敏感で、周囲の影響を受けやすい特徴があります。
か行
家庭内別居・家庭内離婚
夫婦関係が破綻していても、離婚せずに表面上の生活を続けている状態。
コペアレンティング
離婚や別居後でも、子どもの育児や教育について親同士が協力し合う関係。親同士が対立して子どもに不安を与える場合を「葛藤的コペアレンティング」、互いに尊重し連携できる場合を「協力的コペアレンティング」と呼びます。
仮面夫婦
人前では仲良く見せても、実際には冷え切った関係。
空の巣症候群
子どもの独立後に感じる虚しさや喪失感。
共依存
特定の人間関係に過剰に依存してしまう状態。
傾聴
相手の話を否定せずに耳を傾け、共感をもって信頼関係を築くスキル。
コンプレックス
抑圧された感情や心の複雑な状態。日常的には「劣等感」として使われます。
さ行
ジェンダーロール
性別による役割意識が夫婦関係に与える影響
産後クライシス
出産後の変化で夫婦関係が悪化する危機的状況。2000年代以降、育児やホルモン変化との関連で注目されるようになりました。
産後ブルー/マタニティブルー
出産後に一時的に起こる情緒不安定。
事実婚
婚姻届を出さずに夫婦として生活する形態。近年、ライフスタイルの多様化と共に増加しています。
週末婚
同居せず、週末だけ一緒に暮らす夫婦の形。
熟年離婚
結婚生活が長く続いた後、中高年期に離婚すること。
2000年代以降、子どもの独立や夫の定年をきっかけに、妻からの離婚の申し出が増え、社会現象として注目されました。
主人在宅ストレス症候群（夫源病）
夫が在宅することで妻が強いストレスを感じ、頭痛・不眠・体調不良が現れる状態。
ステップファミリー
離婚や再婚によって、血縁のない親子や兄弟姉妹を含む家族。最近はこうした家族も増えており、新しい家族の形として注目されています。家族内の役割や境界線を大切にしながら、時間をかけて信頼関係を築くことが大切です。
潜在意識
自覚せず働いている意識。
卒婚
同居は続けながら、お互いに独立した生活を営む夫婦の形。
た行
試し行動
パートナーに対して「本当に自分を大切に思ってくれているのか」を確認しようとして取る行動のこと。
わざと冷たい態度をとったり、無理なお願いをしたり、拗ねたりして、相手の反応を見ようとするのが特徴です。背景には「愛されているか不安」「見捨てられたくない」という気持ちがあります。
試し行動は相手を困らせたり、関係に負担をかけてしまうこともありますが、根本には「安心したい」という願いが隠れています。気づいたときは「不安の気持ち」を素直に言葉にして伝えることが、健やかな関係づくりにつながります。
デジタルネイティブ
幼少期からデジタル機器に慣れ親しんで育った世代。
デュアルキャリアカップル
夫婦双方がキャリアや自己実現を大切にしながら、家事や育児など家庭生活でも協力し合う関係。「共働き」と似ていますが、単に生活のために働くのではなく、互いの目標や成長を尊重しつつ家庭とのバランスも意識する新しい夫婦の形です。
毒親
子どもに悪影響を与える親。暴力だけでなく、過干渉や束縛も含まれる場合があります。
トラウマ/心的外傷
恐怖やショック体験による心の傷。人格形成に影響することがあります。
な行
ネグレクト
子どもを無視したり、必要な関心を持たない養育の放棄。
は行
パワーカップル
ともに高収入・高学歴で、社会的にも活躍している夫婦。共働きが当たり前となり、夫婦が対等にキャリアを築き合う新しいモデルとして取り上げられるようになりました。
夫婦別姓
姓にまつわる価値観や選択を考えるきっかけ
夫源病
夫の態度や言動が原因で、妻に心身の不調が現れる状態。雑誌やテレビで紹介され、妻のストレス要因として注目された。
別居婚
夫婦が住居を別にして暮らす形。
ま行
マミートラック
女性が出産・育児を機にキャリアが限定され、昇進や待遇で不利になる状況。
マンスプレイニング
男性が女性に対して、聞かれていないことを上から目線で解説すること。
メンタルヘルス
心の健康を維持・増進するための取り組み。
燃え尽き症候群（バーンアウト）
強いストレスで心身が消耗し、やる気や自信を失う状態。
モラハラ（モラルハラスメント）
言葉や態度による精神的暴力。加害者に自覚がない場合も多い。
わ行
ワーク・ライフ・バランス
家庭と仕事の両立、負担の分かち合い
ワンオペ育児
1人で家事・育児の全てを担う状態。多くの場合、母親がその負担を抱えています。
まとめ
言葉を知ることは、自分の気持ちを整理したり、夫婦関係を客観的に見るための第一歩です。
もし気になる言葉や状況があれば、ぜひ確認して、安心できる一歩につなげてくださいね。
参考文献（夫婦・パートナー関係を知るために）
【言葉の意味を調べる】知恵蔵、人事労務用語辞典、プログレッシブ英和中辞典(第5版)、デジタル大辞泉、日本大百科全書(ニッポニカ)
【社会動向や統計を知る】厚生労働省「家庭問題に関する統計」、総務省「男女共同参画白書」
【家族の実例や研究を学ぶ】野沢慎司・菊地真理 編『ステップファミリー 子どもから見た離婚・再婚』（KADOKAWA）、三谷直紀『現代家族の社会学』（有斐閣アルマ）
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